【スプレッドシート】連番の入力方法 4選 〜自動入力から関数までご紹介〜

PC・プログラミング

スプレッドシートで表を作るとき、連番を入力することって非常に多いですよね。

みなさんは、どのように連番を作っていますか?

毎回ドラッグして作っているけど、数が多い時はちょっと面倒。

規則性のある連番を決まった数だけ振りたいんだけど…

途中の行を削除したから、また連番を振り直さないといけない(泣)

なんて思ったことないですか?

この記事では、連番を入力するための4つの方法をご紹介します。

こんな人におすすめ
  • スプレッドシートで連番を振る方法を知りたい
  • ドラッグより簡単な方法を知りたい
  • 規則性のある連番を決まった数だけ振りたい
  • 途中の行を削除しても影響のない連番を作りたい
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はじめに

今回は『連番を入力する』ことが目標です…が、これだけだと物足りないので

『連番を入力する4つの方法をマスターして、それぞれの特徴によって使い分ける』ことを目指しましょう!

ちなみに、4つの方法は以下のとおりです。

連番を作る4つの方法
  1. ドラッグ
  2. ダブルクリック
  3. SEQUENCE関数
  4. ROW関数

それでは順に見ていきましょう!

① ドラッグ

最も定番の方法です。

連番を作りたい列に1,2…と入力してから、セルの右下にある■を下方へドラッグするだけです。

Excelでやったことある!という方もいるのではないでしょうか?

連番を作りたいところまでドラッグするだけなので簡単ですね。

ちなみに話ですが、いざ連番を作ろうとドラッグしたら下の写真のように1と2が繰り返されることがあります。

こんな時は1,2を全角で入力している可能性があるので、半角にしてから値を打ち込んでみて下さい。

スプレッドシートはExcelと異なり、全角と半角を区別します。

全角=文字列、半角=値といったところでしょうか。

今回の連番に関わらず、関数を使って計算をする際にも半角じゃないと上手くいかないので、覚えておくと良いでしょう!

この方法のメリット
  1. Excelと同じでポピュラー
  2. 複雑な操作が不要
この方法のデメリット
  1. 連番の数が多いと面倒
  2. 範囲が見切れているとドラッグする時に行ったり来たり…

② ダブルクリック

最も簡単な方法です。

ただしこの方法は、連番を作りたい列の左右いずれかの列に値や文字などのデータが入っている場合に限ります。

逆を言えば、左右いずれかの列にデータが入っている場合はこの方法が便利です。

先程と同様、セルに1,2…と入力したら、右下の■をダブルクリックして下さい。

隣の列のデータ分だけ連番が作られます。

ところで、もし左右のデータ数が異なる場合はどうなるのでしょうか?

左の列にokinawaを1行追加して、実験してみました!

結論としては、データ数の多い方にあわせて連番が作られるようです。

この方法のメリット
  • 複雑な操作が不要で最も簡単
  • 多量の連番を一気に作ることができる
この方法のデメリット
  • 左右いずれかの列にデータがないと機能しない

③ SEQUENCE関数

あらかじめ決まった個数の連番を、決まった増量分で作成する方法です。

…と言われてもイメージが湧かないと思うので、まずはセル内で=SEQUENCE(50)と入力してみて下さい。

すると1〜50までの連番が出来たと思います。

つまり、50個の連番を1ずつ増量させて作成したことになります。

なんでこうなるの?という方の為にSEQUENCE関数について簡単に解説しますね。

下の画像は、↑GIFの途中でチラッと出てきていたSEQUENCE関数の説明文です。

この画像からも分かるように、SEQUENCE関数の構造は以下のようになっています。

SEQUENCE ( 行数, [列数], [開始値], [増量分] )

それぞれを噛み砕いて簡単に説明すると…

行数 → 行の個数(必ず値を入力しなければならない。)←先程入力した50はこの部分です。

列数 → 列の個数(入力は任意。省略した場合は1として処理される。)

開始値 → 連番の最初の数字(入力は任意。省略した場合は1として処理される。)

増量分 → 開始値からの増加量(入力は任意。省略した場合は1として処理される。)

つまり、行数、列数のところで連番が入る枠を指定してあげて、開始値から増量分だけ増加して連番を作るイメージです。

例にあげたSEQUENCE(50)は、SEQUENCE(50,1,1,1)を省略した形です。

他にも下の写真のように詳細ボタンを押すと、様々な例が図解されています。

SEQUENCE(2,3,3,2)の例では、2行3列の枠の中に、開始値3から2ずつ増量して連番が作られているのが良く分かります。

この方法のメリット
  • あらかじめ決まった個数の連番を、決まった増量分で作成できる
  • 行だけでなく、列にも連番を作ることができる
  • 汎用性が高い
この方法のデメリット
  • 関数の構造がやや複雑で難しい

④ ROW関数

行の削除や追加に影響されない連番を作る方法です。

まずはA2セルで=ROW()-1と入力してみて下さい。(-1については後述します。)

セル内に1が入力されたら、ドラッグまたはダブルクリックで連番を作成して下さい。

ここまでだったら、なんの変哲もない連番ですよね。

むしろ単純にドラッグやダブルクリックした方が、関数を打ち込む手間が省けて楽です。

ROW関数の凄いところはここからなんです。

試しに13行目(県番号12の千葉県の行)を削除してみましょう。↓GIFを見て下さい。

分かりましたか?

行を削除した直後に連番が振り直されています。

東京が県番号12に繰り上がり、以降の県も1ずつ繰り上がっていることから、最後の沖縄は46になっています。

このように途中の行が削除されたり、追加されても自動で連番を振り直してくれるのがROW関数の良いところです。

ところで、−1は何者なのでしょう?単純に=ROW()じゃダメなのでしょうか?

↑画像の通り、単純に=ROW()だけではシートの一番左にある行番号を表示します。

今回はA2セルから連番を振りたかった為、単純に=ROW()としてしまうと連番が2から始まってしまいます。

ですので、=ROW()-1とすることで、連番を1から始めるように細工していたということになります。

連番を始めたいセルの直前の行番号を引けば、連番を1から始めることができるということです。

この方法のメリット
  • 行が削除、追加されても連番に影響しない
この方法のデメリット
  • 行の削除、追加がない場合はメリットがない

まとめ

今回は連番の振り方を4つご紹介しました。

それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、状況にあわせて使い分けてみましょう!

きっと業務の効率化や時短に繋がると思いますので、ぜひご活用下さい!

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